年収と転職の話(社会人5年目で年収が3倍、社会人10年目で年収が7倍超になった話)#4

この投稿では、自身の体験をもとに、以下トピックについて個人的な思いを綴っていこうと思います。
(個人的に、ぜひ大学生の方に読んでいただけますと幸甚です。)

①学業と仕事

②年収の決まり方

③転職への想い←今ここ

④キャリアを"積む"ということ←今ここ



【③転職への思い、④キャリアを”積む”ということ】
ここでは、転職という行為についての想いや考え方について、記載しようと思います。
<前提情報>
当方、年齢の割に社歴が多く、現在で6社目になります。年齢が30代前半で、いわゆる「ミレニアル世代」です。


「転職」と聞くと、いろいろなイメージを持たれるかと思う。
年収を上げるため、上司に連れられて、スキルアップ、、、さまざまな理由があり、Next stepを踏まれているかと思料するが、個人的に重要だと考えていることは、「そこにストーリーがあるかどうか」であると考える。
基本的に、転職は自身のキャリア人生の中の1つのイベントであり、キャリア人生にはその人の想いや夢、戦略があり、その計画に沿って、キャリアは(結果的にも)ついてくる。その一つ一つの選択に理由があれば、転職は決してネガティブなものではなく、むしろ推奨されるべきことなのではとすら考える。

日本でいうと、いわゆる大企業は基本的にコングロマリットであり、複数事業を生業としていることが多いが、1つの企業で自分のやりたいことが成し遂げられるかというと、そうではない可能性もあると思う。
例えばマーケティングの専門家でありたい(になりたい)と考えたとき、ある企業のマーケティング部門に身を置くことも1案ではあるけれども、例えばマーケティングを専門としたコンサルティング企業に勤めることも1案だと思う。また、マーケティングを専門とするアプリケーションベンダーに勤めることも考えられる。より深堀していくと、「マーケティングのどの機能について興味があるのか」によっても、さまざまな選択肢が生まれる。「選択肢を考え、意思決定をする」ことそのものが、自身のキャリアから逆算されることが望ましいが、、
いずれにしても、意思決定の際、「そこでしかできないこと」や「そこだからこそやりたいこと」など、さまざまな「理由」が存在するはずだ。
※何がいいかについて、特に答えがあるわけではなく、選択の軸は「自分はこうしたい」に忠実であっていいと思う。

自分自身を振り返ってみると、キャリアについてしっかりと目を向けたのは社会人3~4年目からだった。
きっかけは至極ありていで、仕事に慣れてつまらなくなってしまったからである。自身の将来を考えたとき、5年後同じ仕事を続けている想像がつかなった。
働くことで見えてきた自分の特徴(性格も含め)を踏まえると、今後何がやりたいのか、そのために何ができるようになっていなければいけない(勉強する必要がある)のか、改めて棚卸するいい機会であったと思う(今思うとやっておいてよかったと心底思う)。

ただ、「将来身を置きたい場所」によって、転職のイベントは慎重に考える必要があると感じる。
例えば、「将来は事業会社で働きたい」という想いがある方は、いたずらに転職回数をカウントアップしていくことは推奨はされないと思う(将来はわからないが、少なくとも現在は、どれだけそこに想いや理由があっても、「年齢・転職回数・1社あたりの在籍期間」は非常にセンシティブな項目として見られる。)。

若手の際は「今後のキャリアどうしたい?」と聞かれることがよくあった。就活時にも、志望動機などでおぼろげながらにでも言及していたと思う。実際、よほどな熱量や体験、興味など、突き動かすものがそこまでない場合、「どうしたいかなんて今わからない(決めたくない)」というのが本心だったと思う。
だからこそ、入社3年目くらいまでは目の前の仕事をがむしゃらにこなし、そこから得るものが多かったと考えている(好き嫌い、向き不向きなど)。

2025年卒の方々は今まさにいろいろ考えられているところかなーと思う。インターンやったほうがいいのか?や、自分の強みって、やりたいことって、これまで何をやってきたのか?など、おそらく初めてに近い形で、「テストと違った答えのない問題」を解きに行く方も多いのではと推察する。不安や迷いもいろいろとあると思うので、もし困った方は、お気軽にご連絡いただければと思います。
(転職関連でもお気軽にどうぞ!)