年収と転職の話(社会人5年目で年収が3倍、社会人10年目で年収が7倍超になった話)#2

この投稿では、自身の体験をもとに、以下トピックについて個人的な思いを綴っていこうと思います。
(個人的に、ぜひ大学生の方に読んでいただきたいと考えています。)

①学業と仕事

②年収の決まり方←今はここ

③転職への想い

④キャリアを"積む"ということ



【②年収の決まり方】※以下すべて私見です。
前回は、学業が仕事にどのようにつながると考えているかについて思いの丈をつづらせていただいた。
今回は、年収の”決まり方”について記載してみようと思う。
その前に、筆者の年収推移を少し。現在社会人11年目で、1年目がおそらく額面200万台、本年(確実な予定)が2600万台(1年目から比べると約13倍)である。

<年収を左右する要素>
ここはおそらくといっていいほど、大きく2つに区分されると考えている。様々な考え方もあり、挙げだすときりがないが、主要なものとして、
①外的要素(自分でコントロールが難しいもの):成長産業かどうか、競合他社動向、結果に基づく他己評価(期待値)
②内的要因(自分でコントロールが意図できるもの):自身のスキル汎用性×特殊性(希少性)、および左記を証明するもの
があると思っている。

<①外的要素>
ここは様々な書籍でも記載がされていると思うので、詳細はそちらに委ねたいが、基本的に「お金が集まり」「従業員に還元できる利益が多い」業界がやはり年収自体高くなる傾向にあると思う。特に「お金が集まる」ことについては、「今」と「将来」を考える必要がある。「従業員に還元できる利益が多い」については、ビジネスモデルをはじめ、業界知識、B/S、P/Lを見れば数字の観点でもおおむね理解することができる。その業界のトップ企業数社の財務情報を経年で見てみると、非常に面白いのでぜひ試してほしい。

「結果に基づく他己評価(期待値)」については、少し詳述したい。

ここでの要諦は、①誰でもわかりよい結果があること、②それを相手の琴線に触れるよう伝えること、の2点が重要であると考える。
①について至極当然の話でもあるので詳細は割愛したいが、②については、いかに①が優れたものであっても、「その結果を活かしたい」と思う人・内容で適切に伝えることができなければ、その魅力は半減してしまう。
「売り上げをのばしたい!」と思っている人に、単純に「コストが下げられます」といってもなかなか響きづらい。利益という観点を相手に刷り込んでいく手もあるが、やはり相手の意図を汲み、意図に近しい形で「伝わる・理解される」形にすることが望ましい。
そのため、結果がすごいかどうかは一定「他己評価」に委ねられ、それは一定「伝え方」に依拠すると考える。
そのうえで、相手の期待値にMeetすれば〇、Overすれば◎(より多くの報酬を期待できる)となると考えている。

上部にて、「外部要因は、自分でコントロールが”難しい”もの」との記載をしたが、あくまで”難しい”ものであり、”不可”ではない。
どのような業界に身を投じるかは自分で判断ができ、もしそのためにスキルが不足していればリスキリングすればよく、相手への伝え方についても、訓練次第でいくらでも上達ができるものだと考える。そのうえで最終的な判断は相手にあるため、そこが”難しさ”ではあるが、”最善を尽くす”ことは常に意識してきたと、自身のキャリアを振り返ってみても、改めて思うことであった。

少し長くなったため、②内的要因(自分でコントロールが意図できるもの):自身のスキル汎用性×特殊性(希少性)、および左記を証明するもの、について、次回でまとめてみたいと思う。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!